フッ素は虫歯の予防になる【過信は禁物】

こんにちは、よしです。

みなさん虫歯はありますか
僕は歯磨きが下手な子どもだったので虫歯はたくさんありました。

いま虫歯予防を考えて歯磨き粉をみると、ほとんどのものに「フッ素配合」って書かれてますよね

それについて今回は話していきます

フッ素は虫歯の予防になる【過信は禁物】

ほとんどの歯磨き粉にフッ素が配合されているのは、虫歯の予防効果が期待できるからです。

しかし、決して過信してはいけません。
あくまでも虫歯予防は徹底した歯ブラシで行うことを頭にいれてください

補助的にフッ素（フッ化物）が作用すると考えてください

実際に僕も高濃度フッ素配合の歯磨き粉は使っていますし。

なんで虫歯になりにくくなるか

フッ素の作用には大きく分けると３つあります

これらを分かりやすくなるためにも、虫歯の原因について書いてありますので、こちらをご覧ください

むし歯の原因と予防 こんにちは、よしです 結論からいうと、こまめな歯磨きと食事のタイミングが大切です。 目次 むし歯の...

歯を強くする

フッ素は歯の中に浸透していって、歯を強くしてくれます

詳しく話すと、歯の結晶構造の中にフッ素が入ることによって、酸に溶けにくくなるのです

歯が酸に強くなれば、細菌によって歯が溶かされにくくなるので、虫歯になりにくくなるということです

再石灰化の促進

脱灰しているところにフッ素が働くと、再石灰化を促します

そのため、歯が少し溶けてきていても、そこを修復してくれます

細菌を抑える

細菌は糖や炭水化物をえさにして、酸を出します。
その酸によって歯が溶けて、虫歯になっていくのです

フッ素は細菌が酸を出すのを抑える作用があります。（エノラーゼ活性の阻害）
それによって歯が溶けるのを防いでくれます

なりかけの虫歯にも効く

虫歯は表面から徐々に内側にすすんでいきます

エナメル質という外側の層にとどまっている虫歯は基本的には削りません

そのような虫歯に対して、フッ素を塗布することで再石灰化を期待することもできます

 

ただ、削るべきか否かはぱっと見では判別つかないことが多いので、歯医者にはいきましょう！

フッ素は身体に安全？

まず安全性の前に誤解してほしくないものがあります。

それはフッ化水素酸は話が変わります

以前に、フッ化水素酸を塗布したことにより子どもがなくなる事故がありました。
フッ化水素酸は毒物であり、大変危険なものです。

今回話しているのは、歯磨き粉や洗口剤に含まれるフッ化物について話をしています

結論から言ってしまえば、ほぼ無害です。

対して、歯に塗ったり歯磨き粉に入っているフッ素（フッ化物）はなにか

多くはフッ化ナトリウムと記載されているものです。

このフッ化物にも中毒量はあるので、大量に飲んでしまうと危険です。

その量は体重１kgあたり2mgのフッ素で、中毒量になる可能性があります

通常の歯磨き粉に入っているフッ素の濃度は950ppmです
（最近では6歳以上の方用に1450ppmの歯磨き粉もあります）

そのため、20kgの子どもはおよそ40mlを一度に飲んでしまうと中毒量ということです。

一回の歯ブラシにつける量では到底中毒量まではいきません。

つまり、がぶ飲みしなければほぼ中毒量にはならないということです

もしフッ素をたくさん飲んでしまったら

フッ素の量にもよるのですが、通常の歯磨き粉や洗口剤を大量にのんでしまったら、牛乳などのカルシウムを飲ませてから病院にいきましょう

基本的に歯磨き粉やフッ素配合洗口剤では中毒量まではほとんどいきません

しかし、飲むものではないので吐き出してくださいね

フッ素をしっかり効かせるの歯磨きの仕方

 

イエテボリテクニックで磨きましょう

テレビでも何度か放送されています
これはスウェーデンのイエテボリ大学で発案されたもので、フッ素を効率よく歯に効かせる方法です

ではそのやり方を説明しますね

(*1)12歳以上での量なので3歳から6歳は5mm、6歳から12歳までは1cmが目安です
(*2)2分間ではしっかり磨くには足りないので、一度歯磨きしてからがオススメです

この手順になります

ポイントはしっかりと歯になじませる

吐き出してからは飲食を我慢する

この２つを守るようにしてみてください

おすすめの歯磨き粉、洗口剤

フッ素配合歯磨き粉は濃度で2種類あります

従来の濃度のフッ素濃度（950ppm）ものと、高濃度フッ素配合(1450ppm)のものがあります

2017年より、高濃度フッ素配合のものが認可されました。

しかし高濃度のため、対象年齢が6歳以上となっています。

なので6歳以下のこどもには従来のフッ素濃度のものを使用してください。

見分けるには、裏面に対象年齢6歳以上とあるのが高濃度のものです。

自分が使ってる歯磨き粉はこちらです

高濃度フッ素配合のものなので、対象年齢は6歳以上です

洗口剤はこちらです

こちらは寝る前の洗口剤で、フッ素コートをして寝ている時の虫歯のリスクを下げるものになります

 

適切に歯磨きして、虫歯とおさらばしましょう！